大人になって気づいた、勉強の楽しさ
学生時代の私は、勉強が特別好きだったわけではありません。ただ、嫌いとまでは言い切れず、「まぁ普通かな」くらいのテンションだったと思います。
好きな教科には自然と手が伸びるけど、興味のない教科には「また今度ね」と見て見ぬふり。
テスト前になると、「今度」がようやく来て、慌てて詰め込む。多分、これが普通だよね?なんて勝手に思っていました。
あの頃の私にとって、勉強は「やらなきゃいけないもの」以外の何者でもありませんでした。義務感100%で、与えられた課題をこなすだけの日々。
「勉強する時間が贅沢だ」なんて感覚、1ミリもありませんでした。
むしろ、どうやって効率よく終わらせて遊ぶ時間を確保するか、そればかり考えてました。
ところがどっこい、今ですよ。
これがどうでしょう。
勉強を始めてみたら、楽しいのなんのって。
どういうことなんでしょうか?
仕事や家事の合間を縫って、勉強時間を捻出しようと必死になる私がいるんです。
学生時代には「やらされている感」でいっぱいだった勉強が、今は「自分のためにやっている」と思える。
人生、ほんとにわからないものですね。
もし今の気持ちを持って過去に戻れるなら、迷わず中学生まで遡って、勉強をやり直したい気分です。
「おい、これが後々どれだけ役に立つか、わかってるのか?」と当時の自分に詰め寄りたい。
いや、詰め寄るだけじゃ足りません。
机に縛り付けてでも勉強させますよ、あの頃の私を。
でも、これって大人なら一度は感じたことがあるんじゃないでしょうか。
そして、その思いをバトンのように子どもたちに押し付けて、「勉強しなさい!今やらないと後で困るよ!」なんて口を酸っぱくして言うわけです。
でも子どもには伝わらない。
わかります、だって私も当時そうでした。そんな言葉、右耳から入って左耳にスポーンと抜けてましたから。
あの頃の自分に教えてあげたいです。
未来の自分がこんなに勉強を楽しんでるなんて、絶対に信じられないよ、と。
だけど、これが人生なんですね。
学びたい欲が止まらない!忙しくても楽しい毎日
最近、簿記やお金のこと、韓国語、料理など、いろいろな分野の勉強に夢中です。
とにかく知識を増やしたい。
そんな気持ちが止まらないんですが、これがもう、時間が全然足りません。
気づけば「あれもこれもやりたい」と手を伸ばしていて、毎日がてんてこ舞いです。
でも、ありがたいことに、これまでの経験がちょっとずつ助けになっています。
事務の仕事で培った感覚のおかげで、簿記の仕組みもスムーズに頭に入ります。「これ、実際の帳簿で見たことある」なんて思いながら、勉強が進むのは意外と楽しいものです。
韓国語も、夫との会話がいい練習になっています。ふとした日常会話が教材になるって、結構贅沢かなとも思ったり。
そして料理。こればっかりは、毎日の食卓がそのまま実践の場です。
新しいレシピを試したり、調味料のバランスを考えたりする時間も、勉強のひとつ。失敗しても笑い話にできるのもいいところ。
こうして書いていると、忙しさも悪くないなと思います。
やりたいことがたくさんあるって、それ自体がちょっとした幸せですよね。